2006年05月09日

ナイロビの蜂

レイチェル・ワイズが今年のアカデミー助演女優賞を獲得した作品。

原作は、英国の文豪ジョン・ル・カレの小説。監督は「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス。主人公を演じたのは、「イングリッシュ・ペイシェント」などで知られるレイフ・ファインズ。

前評判では、広告に江原さんとかが出てて、いまいちどうなのよ? と、微妙な感じだったのですが、いやー、なんか、違うじゃんって感じで、めっちゃよかったです。
夫婦愛のありきたりな恋愛映画なのか? と思って見て見たらとんでもなかった。ガリガリの社会正義モノでした。

妹がたまたま試写会の応募に当たって。
で、女性ペア券ということで、他に行く人いないから付き合ってってことで、明治記念館まで小雨降る中行ってきました。ビバ、タダ券w
女性オンリー試写会ということで、予想通り、協賛企業からの提供品とかがお土産にもらえたりと、うまうまでした。


映画『ナイロビの蜂』公式サイト






さて、ネタばれですが。


この映画を見る前に、大航海時代以降の英國のアフリカ政策とかをさらっと勉強してから鑑賞すると感動倍増ですよ。
アラビアのロレンスもそうだったけど、いかにもな英国の国益重視というお題目の途上国への不当な扱いとか、利益優先で社会正義や企業モラルはどっか遠くへ置き忘れている製薬会社とか、臨床実験とか、ある意味、うはー絶対どっかでやってそうだなこれ、ってな展開。

そんな重苦しいテーマの中で、レイチェル・ワイズが演じる主人公の妻のテッサの無謀な正義感が、切なくもさわやかでした。
夫への愛ゆえに、殺されてしまった彼女。
妻の愛を信じきれず、彼女の殺された謎を追い続けた夫。
圧倒的なアフリカの大地と人々の美しく躍動感のある画面に、静の演技で哀切を描く主人公ジャスティン。
文句なしの、感動作といっていいでしょうね。

ただね、個人的には、ラストに不満があったりするよ。
たしかに妻のいる場所へいけて、ハッピーエンドっぽいんだけどさぁ。
やっぱ、テッサは、無謀なまでに、一人でもアフリカで病気に苦しむ人たちを救おうと活動してたわけで。
本当に、彼女の思いや願いを理解したのであれば、最後の最後で、避難する飛行機から少年をおろさずに、無理矢理にでも彼だけでもつれて帰って自分のできる範囲で助けて育てたらどうなのよ?
彼女の想いを受け継いで伝えていくってのは? どうなの??
みたいな。

まー、あの旦那ってばヘタレ君だったから、あのラストでしょうがないんかもだけど。
なんとも、生きていてこそじゃろう? みたいな。
と、感動で、えぐえぐと妹と目を赤くしつつも、ぶちぶち文句をたれておりました。

現実、内乱の中央アフリカあたりは、当たり前に残虐な殺戮が民族間で繰り返されているんだけど、そういうあたりも映画ではかなり描いてますね。


あとさー、明治記念館の宴会場での試写会で、前もって会場内は飲食禁止ってアナウンスされてるのに、隣のOL二人組は、堂々とサンドイッチ食べ始めちゃって、スタッフに注意されてるし。
綾小路きみまろ氏の漫談の中高年予備軍は着実に増殖しておるぞと、実感したりしました。
いやー、自分は気をつけようっと><

まあ、この映画は、ぜひ家族や彼氏や自分のパートナーと一緒に見るのおすすめ。
恋愛というより、生きる意味とかそっちで、かなり考えさせられます。

まー、あたしゃ、とりあえず、テッサちゃんの笑顔が、えらくかわいかったので、見てよかったなと思いました^^
5月13日から、劇場公開です。




posted by リュニィ at 00:36 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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